一人暮らしをしていると、毎月の電気代が気になることがあります。夏はエアコン、冬は暖房で電気代が上がります。月によって請求額が大きく変わるため、「今月はなぜ高いのだろう」と感じることもあるのではないでしょうか。
電気代を安くする方法は、大きく分けて2つあります。1つは、電力会社や料金プランを見直す方法です。もう1つは、使い方を工夫して使用量そのものを減らす方法です。どちらか一方だけでも効果はありますが、両方を組み合わせると、削減額は大きくなります。
この記事の結論は次の3点です。
- 一人暮らしの電気代は、月5,000円から8,000円ほどが目安です。使用量は季節によって大きく変わります
- 電力会社の選び方は、使用量で決まります。少ない方は基本料金が安いプラン、多い方は単価が安いプランが向いています
- 乗り換えの手続きは、申し込みをすれば切り替えが進みます。停電の心配はありませんし、工事も原則として不要です
なお、この記事で紹介する料金や使用量は2026年11月時点の目安です。料金やプランは変更されることがありますので、申し込む前に必ず各社の公式サイトで最新の料金を確認してください。
一人暮らしの電気代はいくらが目安か
最初に、一人暮らしの電気代がどれくらいかかるのか、目安を確認しましょう。次の表は、季節ごとの使用量と料金の目安をまとめたものです。金額はあくまで目安で、部屋の広さや家電の使い方によって変わります。
| 季節 | 1か月の使用量の目安 | 1か月の電気代の目安 |
|---|---|---|
| 春・秋 | 150kWh前後 | 5,000円前後 |
| 夏 | 200kWh前後 | 6,500円前後 |
| 冬 | 250kWh前後 | 8,000円前後 |
| 年間の平均 | 180kWh前後 | 6,000円前後 |

冬の電気代が最も高くなるのは、暖房を使う時間が長くなるからです。夏もエアコンを使いますが、冬は暖房に加えて、照明の時間が長くなったり、お湯を使う機会が増えたりします。春と秋は、エアコンや暖房を使わない日が多いため、電気代は下がります。
年間の平均で見ると、一人暮らしの電気代は月6,000円前後が目安です。年間では72,000円前後になります。月1,000円安くなれば、年間では12,000円の削減になります。月1,500円安くなれば、年間では18,000円の削減になります。
ただし、この金額は目安にすぎません。ワンルームで家電が少ない方であれば、月4,000円ほどで済む場合もあります。1LDKで家電が多く、在宅時間が長い方であれば、月9,000円ほどかかる場合もあります。自分の電気代が高いのか、安いのかを判断するには、まず自分の使用量を確認することが大切です。
まず自分の使用量を確認する方法
電力会社を選ぶ前に、自分の電気の使用量を確認しましょう。使用量が分からないままプランを選ぶと、安いと思って選んだプランが、実際には高くなってしまうことがあります。
使用量を確認する方法は、次の3つです。
1つ目は、検針票を確認する方法です。検針票には、今月の使用量と請求額が書かれています。紙の検針票が届かない場合は、電力会社のマイページやアプリで確認できます。
2つ目は、電力会社のマイページで過去の使用量を見る方法です。マイページでは、過去1年分の使用量をグラフで確認できる場合が多いです。1か月だけを見ると、季節による違いを見誤ることがあります。過去1年分を見ることで、夏と冬の違いや、年間の平均が分かります。
3つ目は、スマートメーターのデータを確認する方法です。スマートメーターが設置されているご家庭では、30分ごとの使用量をマイページで確認できる場合があります。どの時間帯に電気を多く使っているのかが分かると、夜間の料金が安いプランが向いているかどうかを判断できます。
確認するときは、次の点をメモしておくのがおすすめです。
- 過去1年間の月ごとの使用量
- 最も使用量が多い月と、最も少ない月
- 夜間に電気を多く使っているかどうか
たとえば、過去1年間の使用量が、冬は250kWh、夏は200kWh、春と秋は150kWhという場合、年間の平均は180kWh前後になります。この場合は、200kWh前後の使用量を基準にプランを選ぶと安心です。最も多い月を基準に選ぶと、料金が高めのプランになってしまうことがあります。平均を基準にして、多い月は多少高くなってもよいと考えるのがおすすめです。
電気代の内訳:基本料金と従量料金
電気代は、基本料金と従量料金の2つで構成されています。基本料金は、契約しているアンペア数によって決まる固定の料金です。従量料金は、使った電力量に応じてかかる料金です。
基本料金は、契約アンペアが大きいほど高くなります。一人暮らしのワンルームでは、30アンペアで契約している場合が多いです。家電を同時にたくさん使う方であれば、40アンペアで契約している場合もあります。契約アンペアが大きいと、ブレーカーが落ちにくくなりますが、基本料金は高くなります。
従量料金は、使った電力量に単価をかけた金額です。単価は、電力会社やプランによって違います。多くのプランでは、使用量が多くなるほど単価が上がる三段階の料金になっています。たとえば、最初の120kWhまでは安い単価、次の120kWhから300kWhまでは少し高い単価、300kWhを超えるとさらに高い単価、という仕組みです。
一人暮らしで使用量が少ない方は、基本料金の占める割合が大きくなります。使用量が150kWhの場合、基本料金が1,000円前後、従量料金が4,000円前後という内訳になる場合があります。この場合は、基本料金が安いプランを選ぶと、削減額が大きくなります。
一方で、使用量が多い方は、従量料金の占める割合が大きくなります。使用量が300kWhの場合、従量料金が8,000円前後になる場合があります。この場合は、単価が安いプランを選ぶと、削減額が大きくなります。
電気代を見直すときは、基本料金と従量料金のどちらを下げるべきかを考えることが大切です。自分の使用量に合ったプランを選ぶことで、無駄なく安くできます。
電力会社の選び方:使用量別の早見表
電力会社のプランは、使い方によって向き不向きがあります。次の表は、使用量別のプランの選び方をまとめたものです。
| 1か月の使用量の目安 | 向いているプランの特徴 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 150kWh未満 | 基本料金が安いプラン、基本料金が0円のプラン | 基本料金と最低料金 |
| 150kWhから250kWh | 単価が安いプラン、従量料金が定額のプラン | 120kWhから300kWhの単価 |
| 250kWh以上 | 単価が安いプラン、夜間の料金が安いプラン | 300kWhを超えたときの単価 |
| 夜に多く使う方 | 夜間の料金が安いプラン | 夜間の時間帯と単価 |
| ガスも使う方 | ガスと電気のセット割があるプラン | セット割の割引額と条件 |
使用量が150kWh未満の方は、基本料金が安いプランが向いています。基本料金が0円のプランもあります。ただし、基本料金が0円でも、従量料金の単価が高い場合があります。基本料金と従量料金を合わせた総額で比べることが大切です。
使用量が150kWhから250kWhの方は、多くの電力会社が対象にしている層です。各社の料金を比べると、月500円から1,500円ほどの差が出る場合があります。料金の比較サイトや、各社の料金シミュレーションを使って、自分の使用量での料金を計算してみるのがおすすめです。
使用量が250kWh以上の方は、単価の安さが重要になります。特に、300kWhを超えたときの単価を確認しましょう。300kWhを超えると単価が上がるプランでは、冬の電気代が高くなりやすくなります。単価が一律のプランや、多く使うほど安くなるプランもありますので、料金表をよく確認してください。
夜に電気を多く使う方は、夜間の料金が安いプランが向いている場合があります。夜間の時間帯は、会社によって違います。午後11時から午前7時までを夜間とする会社もあれば、午後9時から午前7時までとする会社もあります。自分の生活時間に合っているかどうかを確認しましょう。
ガスも使っている方は、ガスと電気をまとめることで安くなる場合があります。セット割は、月数百円から1,000円ほどの割引になる場合があります。ただし、セット割があるからといって、必ずしも安くなるとは限りません。ガスと電気を別々に契約したほうが安い場合もありますので、総額で比べるのがおすすめです。
プランを比べるときの3つのポイント
プランを比べるときは、次の3つのポイントを確認しましょう。
1つ目は、2年間の総額で比べることです。キャンペーンで最初の数か月だけ安くなっているプランがあります。キャンペーンの期間が終わったあとの料金も含めて、2年間の総額で比べるのがおすすめです。月額料金だけを見て選ぶと、長い目で見ると損になる場合があります。
2つ目は、解約金や契約期間を確認することです。契約期間の途中で解約すると、解約金がかかる場合があります。解約金は、数千円から1万円ほどかかる場合があります。乗り換えで浮く金額よりも解約金が大きい場合は、更新月まで待ったほうが得な場合もあります。契約内容を確認してから手続きを進めましょう。
3つ目は、燃料費調整額や再エネ賦課金を確認することです。電気代には、基本料金と従量料金のほかに、燃料費調整額と再エネ賦課金がかかります。これらは、電力会社によって金額が違う場合があります。料金を比べるときは、基本料金と従量料金だけでなく、これらを含めた請求額の総額で比べるのがおすすめです。
料金の比較サイトを使うときは、自分の使用量を入力して、総額で比べるのがおすすめです。使用量を入力しないまま比べると、平均的な使用量での料金が表示される場合があります。自分の使用量での料金を確認することで、実際にどれくらい安くなるのかが分かります。
家電ごとの電気代の目安
電気代を下げるには、どの家電が電気を多く使っているのかを知ることも大切です。次の表は、家電ごとの電気代の目安をまとめたものです。金額はあくまで目安で、機種や使い方によって変わります。
| 家電 | 使い方の目安 | 1か月の電気代の目安 |
|---|---|---|
| エアコン(暖房) | 1日8時間 | 3,000円から5,000円前後 |
| エアコン(冷房) | 1日8時間 | 2,000円から3,000円前後 |
| 冷蔵庫 | 24時間 | 1,000円から1,500円前後 |
| 照明 | 1日5時間 | 300円から500円前後 |
| テレビ | 1日3時間 | 300円から500円前後 |
| 洗濯機 | 週3回 | 200円から300円前後 |
| 電子レンジ | 1日10分 | 200円から300円前後 |
| パソコン | 1日5時間 | 300円から500円前後 |
この表から分かるのは、エアコンが最も電気代がかかる家電だということです。特に、冬の暖房は、夏の冷房よりも電気代がかかりやすくなります。エアコンの使い方を工夫することで、電気代を大きく下げられます。
冷蔵庫は、24時間動いているため、1か月の電気代は1,000円前後になります。冷蔵庫の設定温度を「弱」にしたり、ものを詰め込みすぎないようにしたりすることで、電気代を抑えられます。ただし、冷蔵庫の設定温度を下げすぎると、食品が傷むことがありますので、注意が必要です。
照明やテレビ、パソコンは、1つひとつの電気代はそれほど大きくありません。しかし、使っていないのに点けっぱなしにしていると、無駄な電気代がかかります。使っていない部屋の照明を消す、見ていないテレビを消す、といった小さな工夫の積み重ねが、電気代の削減につながります。
冬の電気代を節約する方法
冬は電気代が上がりやすい季節です。暖房を使う時間が長くなるからです。冬の電気代を節約する方法を、5つ紹介します。
1つ目は、暖房の設定温度を下げることです。設定温度を1度下げると、電気代が下がる場合があります。環境省では、冬の暖房の設定温度の目安を20度としています。設定温度を20度前後にして、寒いときは上着を着る、ひざ掛けを使う、といった工夫をするのがおすすめです。無理に設定温度を下げて、体調を崩しては意味がありません。快適さを保ちながら、無駄な部分だけを見直しましょう。
2つ目は、エアコンとこたつや電気毛布を組み合わせることです。部屋全体を暖めるよりも、体を直接暖めるほうが、電気代を抑えられる場合があります。こたつや電気毛布は、エアコンよりも消費電力が小さいものが多いです。エアコンの設定温度を少し下げて、こたつや電気毛布を併用すると、快適さを保ちながら電気代を抑えられます。
3つ目は、窓の断熱を工夫することです。窓は、部屋の熱が逃げやすい場所です。断熱シートを貼ったり、厚手のカーテンを使ったりすることで、部屋の暖かさを保ちやすくなります。窓の隙間から冷たい空気が入ってくる場合は、隙間テープを使うのも一つの方法です。断熱を工夫することで、暖房の効きがよくなり、設定温度を下げても快適に過ごせる場合があります。
4つ目は、湿度を保つことです。空気が乾燥していると、体感温度が下がり、寒く感じやすくなります。加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干したりして、湿度を50パーセント前後に保つと、同じ室温でも暖かく感じやすくなります。湿度を保つことで、設定温度を下げても快適に過ごせる場合があります。
5つ目は、使っていない部屋の暖房を切ることです。一人暮らしでは、寝室とリビングを行き来することが多いです。使っていない部屋の暖房を点けっぱなしにしていると、無駄な電気代がかかります。部屋を移動するときは、暖房を切るか、設定温度を下げるのがおすすめです。エアコンの電源をこまめに切るよりも、設定温度を下げて運転を続けたほうが、電気代が安くなる場合もあります。外出時間が短い場合は、電源を切らずに設定温度を下げるのがおすすめです。
冬の節約で大切なのは、無理をしないことです。寒さを我慢して体調を崩してしまっては、節約の意味がありません。快適さを保ちながら、無駄な部分だけを見直すのが、冬の節約を続けるコツです。
冬以外の節約術:使い方の工夫
冬以外の季節でも、使い方を工夫することで電気代を下げられます。次の5つの工夫を紹介します。
1つ目は、エアコンのフィルターを掃除することです。フィルターにほこりがたまると、エアコンの効率が下がり、電気代が上がります。2週間に1回ほど、フィルターを掃除するのがおすすめです。フィルターの掃除は、掃除機でほこりを吸い取るだけでも効果があります。
2つ目は、冷蔵庫の設定を見直すことです。冷蔵庫の設定温度は、「中」や「弱」にしておくのがおすすめです。冷蔵庫にものを詰め込みすぎると、冷気が回りにくくなり、電気代が上がります。冷蔵庫の中は、7割ほどにしておくのがおすすめです。冷凍庫は、ものを詰めたほうが、冷気を保ちやすくなります。
3つ目は、待機電力を減らすことです。待機電力は、家電を使っていないときにも消費される電力です。テレビやパソコン、ゲーム機などは、待機電力を消費します。使っていないときは、電源タップのスイッチを切ることで、待機電力を減らせます。ただし、録画機器や冷蔵庫など、電源を切ってはいけない家電もありますので、注意が必要です。
4つ目は、照明をLEDに変えることです。LED電球は、白熱電球よりも消費電力が小さく、寿命も長いのが特徴です。白熱電球を使っている場合は、LED電球に変えることで、電気代を下げられます。LED電球は、最初にかかる費用は高めですが、長い目で見るとお得になる場合が多いです。
5つ目は、洗濯や掃除の時間帯を工夫することです。夜間の料金が安いプランを使っている場合は、洗濯機や掃除機を夜間に使うことで、電気代を抑えられます。ただし、夜間に洗濯機や掃除機を使うと、近隣への騒音になることがあります。マンションやアパートでは、夜間の使用は控えたほうがよい場合もあります。時間帯を工夫するときは、近隣への配慮も大切です。
電力会社を乗り換える手順
電力会社の乗り換えは、思っているよりも簡単です。次の5つの手順で進めます。
手順1:今の契約内容を確認する
まず、今の電力会社とプラン、契約アンペア、検針票に書かれているお客様番号と供給地点特定番号を確認します。供給地点特定番号は、22桁の番号で、検針票やマイページに書かれています。乗り換えの申し込みに必要になりますので、メモしておきましょう。
契約期間や解約金も確認しておきましょう。契約期間の途中で解約すると、解約金がかかる場合があります。解約金がかかる場合は、更新月まで待ったほうが得な場合もあります。
手順2:新しい電力会社とプランを選ぶ
自分の使用量をもとに、新しい電力会社とプランを選びます。料金の比較サイトや、各社の料金シミュレーションを使って、自分の使用量での料金を計算してみましょう。2年間の総額で比べるのがおすすめです。
選ぶときは、料金だけでなく、解約金や契約期間、支払い方法も確認しましょう。クレジットカードで支払うと、ポイントがたまる場合があります。口座振替で支払うと、割引が受けられる場合があります。支払い方法も含めて、総額で比べるのがおすすめです。
手順3:申し込みをする
新しい電力会社の公式サイトから申し込みをします。申し込みには、お客様番号と供給地点特定番号、契約者の名前と住所、支払い方法の情報が必要になります。申し込みの手続きは、オンラインで完結する場合が多いです。
申し込みが終わると、新しい電力会社から確認の連絡が届きます。内容に間違いがないかを確認しましょう。間違いがある場合は、早めに連絡するのがおすすめです。
手順4:切り替えを待つ
申し込みが終わると、切り替えの手続きが進みます。切り替えには、数週間ほどかかる場合があります。切り替えの日は、検針日に合わせる場合が多いです。切り替えの前後で、電気が止まることはありません。停電の心配はありませんので、安心して待つことができます。
切り替えの手続きは、新しい電力会社が進めてくれます。古い電力会社への解約の連絡は、新しい電力会社が代行してくれる場合が多いです。自分で解約の連絡をする必要がない場合が多いですが、念のため、申し込みのときに確認しておくのがおすすめです。
手順5:切り替え後の請求額を確認する
切り替えが終わったら、最初の請求額を確認しましょう。想定していた金額になっているかどうかを確かめます。キャンペーンの割引が適用されているかどうかも、このタイミングで確認できます。もし想定と違う金額になっていたら、早めに問い合わせるのがおすすめです。
切り替え後の請求額は、新しい電力会社のマイページやアプリで確認できます。請求額が想定どおりであれば、そのまま使い続けます。使いにくい点があれば、プランを調整することもできます。
乗り換え前後の料金シミュレーション
乗り換えでどれくらい安くなるのか、シミュレーションで確認しましょう。次の表は、使用量別の料金の目安をまとめたものです。金額はあくまで目安で、電力会社やプランによって変わります。
| 1か月の使用量の目安 | 乗り換え前の月額の目安 | 乗り換え後の月額の目安 | 月の削減額の目安 |
|---|---|---|---|
| 150kWh | 5,500円前後 | 4,500円前後 | 1,000円前後 |
| 200kWh | 7,000円前後 | 5,800円前後 | 1,200円前後 |
| 250kWh | 8,500円前後 | 7,000円前後 | 1,500円前後 |

この表から分かるのは、使用量が多いほど、削減額が大きくなるということです。使用量が150kWhの場合、月の削減額は1,000円前後になります。年間では12,000円前後の削減になります。使用量が250kWhの場合、月の削減額は1,500円前後になります。年間では18,000円前後の削減になります。
ただし、この金額は目安にすぎません。電力会社によって料金は違いますし、キャンペーンの内容によっても変わります。自分の使用量での料金を、料金シミュレーションで計算してみるのがおすすめです。
乗り換えで安くなるのは、料金プランだけが理由ではありません。セット割やポイント還元を含めると、さらに安くなる場合があります。たとえば、ガスと電気をまとめることで、月500円ほどの割引が受けられる場合があります。クレジットカードで支払うことで、ポイントがたまる場合もあります。料金だけでなく、割引やポイントも含めた総額で比べるのがおすすめです。
よくある失敗と注意点
電力会社の見直しでよくある失敗を、3つ紹介します。
1つ目は、安さだけで選んでしまうことです。基本料金が0円のプランでも、従量料金の単価が高い場合があります。基本料金と従量料金を合わせた総額で比べないと、実際には高くなってしまうことがあります。料金を比べるときは、自分の使用量での総額で比べましょう。
2つ目は、解約金を忘れてしまうことです。契約期間の途中で解約すると、解約金がかかる場合があります。乗り換えで浮く金額よりも解約金が大きい場合は、更新月まで待ったほうが得な場合もあります。契約内容を確認してから手続きを進めましょう。
3つ目は、キャンペーンだけを見て決めてしまうことです。キャンペーンの還元額が大きくても、月額料金が高ければ、長い目で見ると損になる場合があります。キャンペーンの期間が終わったあとの料金も含めて、2年間の総額で比べるのがおすすめです。
そのほかにも、注意したい点があります。オール電化の住宅では、専用のプランが必要になる場合があります。一般的なプランに乗り換えると、かえって高くなってしまうことがあります。オール電化の方は、専用のプランを選ぶのがおすすめです。
賃貸住宅でも、電力会社の乗り換えはできます。賃貸住宅では、大家さんの許可が必要になる場合があると思われがちですが、電力会社の乗り換えには、原則として許可は不要です。ただし、建物全体で電力会社が決まっている場合や、スマートメーターが設置されていない場合は、乗り換えができない場合もあります。分からない場合は、管理会社や大家さんに確認してみるのがおすすめです。
よくある質問
乗り換えで停電することはありますか
乗り換えで停電することはありません。切り替えは、検針日に合わせて行われます。電気の供給が止まることはありませんので、安心して手続きを進めることができます。工事が必要な場合は、事前に案内があります。工事が必要な場合でも、停電の時間は短いことが多いです。
乗り換えにはどれくらい時間がかかりますか
申し込みから切り替えまで、数週間ほどかかる場合があります。切り替えの日は、検針日に合わせる場合が多いです。申し込みをしてから、すぐに切り替わるわけではありません。切り替えの日までは、今の電力会社との契約が続きます。切り替えの日が決まったら、新しい電力会社から連絡が届きます。
電力会社を乗り換えると、電気の品質は変わりますか
電気の品質は変わりません。送電線や電柱は、地域の電力会社が管理しています。電力会社を乗り換えても、電気を届ける設備は変わりません。停電が起きたときの対応も、地域の電力会社が行います。電力会社を乗り換えても、電気の品質や安定性は変わらないとされています。
一人暮らしで契約アンペアはどれくらいがよいですか
一人暮らしのワンルームでは、30アンペアで契約している場合が多いです。エアコンと電子レンジ、ドライヤーを同時に使うと、ブレーカーが落ちることがあります。ブレーカーがよく落ちる場合は、40アンペアへの変更を検討するのがおすすめです。契約アンペアを上げると、基本料金は高くなります。ブレーカーが落ちる頻度と、基本料金のバランスを考えて決めるのがおすすめです。
まとめ
一人暮らしの電気代を安くする方法を解説しました。ポイントをまとめます。
- 一人暮らしの電気代は、月5,000円から8,000円ほどが目安です。使用量は季節によって大きく変わります
- 電力会社の選び方は、使用量で決まります。少ない方は基本料金が安いプラン、多い方は単価が安いプランが向いています
- 乗り換えの手続きは、申し込みをすれば切り替えが進みます。停電の心配はありませんし、工事も原則として不要です
電気代の見直しは、一度手続きを終えれば、その後はずっと安い料金が続きます。まずは、過去1年分の使用量を確認することから始めてみてください。使用量が分かれば、自分に合ったプランを選べます。冬の節約術と合わせて取り組むことで、年間の電気代を大きく下げられる場合があります。
料金やプランは変更されることがありますので、申し込む前に必ず各社の公式サイトで最新の料金を確認してください。
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